自分育て

#8 自分という自然は深い

自分という自然

突き詰めれば自分は自然そのものと言えます。
自分という自然は宇宙の多くの面でシンクロします。
自分を自然の一部として俯瞰することは、
私たちが存在する宇宙との深いつながりを感じるための強力な方法です。
私たちの体内で行われている無数のプロセス、
心臓の鼓動、呼吸、思考の流れはすべて、自然界の法則に従っています。

私たちが感じる感情や思考の流れは、
自然界の季節や天候の変化に似ています。
一つ一つの感情や考えは、移ろいながらも、
全体として私たちの人生のパターンを形成しています。

また、私たちの自分自身を俯瞰できる能力は、
私たちが自然という大きな枠組みの中で自分たちの位置を見出し、
より広い視野で物事を考えることを可能にします。
この視点から、私たちは自分自身と周囲の世界との間に存在する相互依存関係を認識し、
自然の中で自分たちが果たす役割を理解することができます。

自分の事が分からない

あなたは全世界、また全宇宙のどれだけを理解しているでしょうか?

あなたの宇宙に対する知識は、
あなた自身という自然への知識と
恐らくほぼ同じくらいの比率でしかないのではないでしょうか?

私たちが自然現象から生じた生物である以上、
宇宙と同じようにほとんど分からないくらい広くて深いと思えてならないのです。

自分のことは自分が一番知っている、と言う言葉も聞きますが、
反対に自分の事が一番わからないとも聞きます。

このように自分の事は「分かる」「分からない」という面がありますが、
「分からない」という視点で生活する方が
人生に深みが出て面白くなるのではないかと思うのです。

ここからは仮説になるのですが、
自分という存在は「或るエネルギー体」であり、
磁力のようなものを持っている存在だと考えてください。

この自分というエネルギー体は、
世の中の様々なエネルギー体に反応し、
引きつけ合う。
丁度磁石のS極とN極のように。
この磁石と磁場のようなものが無数に存在するのが、
この世の中と考えるのです。

なので人間というエネルギー体は、
あらゆる物体、あるいは物体に限らず、
イメージや感情的なものにまで引きつけられる事があり、
この互いに引き合う法則は現在の人智で解明出来ないほど複雑なのです。

太陽のように大きな重力を持つ人がいたり、
月のように引っ張られて地球の周りを回るような人もいます。
無数の相互関係で、
世の中のものは引き合い、押し合いを行っているのです。
だから、好きなアーティスト、作品に
出会い惹きつけられるのも、実は磁力のようなものの為と考えるのです。

自分にはどんなエネルギーがあり、
何に引きつけられ、影響されているのか?
ただ単に生きているとさっぱり分からない。
しかし、恐らく傾向はあるのだと思うのです。

だから、日記を付けたり、
メディテーションしたり、ヨガを行うことはとても大事だと思うのです。
ちょうど部屋を片付けるように整理する活動がこれに当たるのでしょう。

メディテーションやヨガ、もしくは禅は
あらゆる文明で古くからスキルとして存在します。
やり方などが若干違っても、
目的は同じだと考えられます。

自分の意識確認、存在確認、リセット、
人間の知能が高くなるにつれ、
自然と発生したスキルなのでしょう。
メディテーションやヨガについては後に詳しく記そうと思います。