自分育て

「魚上氷 (うおこおりにのぼる)」#25

2023年2月14日 、
春最初の節気「立春」の
末候「魚上氷 (うおこおりにのぼる)」になりました。
「うおこおりをいずる」とも読みます。

24個の節気の中の4番目「立春」
72個の候の中の12番目「魚上氷 」

※こちらの何番目という順序は古来の正月「冬至」を起点に考えております。
ご了承くださいませ。

魚上氷「うおこおりにのぼる」

水がぬるみ、
割れた氷の間から魚の泳ぐ姿が見える頃、
時折、飛び跳ねる姿も見られ、
春へのジャンプアップという感じですね。

春先の氷はとても薄く、
薄氷と言って繊細な感じがします。

朝は一面が凍っていた池も、
昼頃になると、所々にヒビが入ったり、穴が空いており、
水が温むといった様子が見てとれます。

ジャンプアップ

以前住んでいた琵琶湖では、
春先水温が10度を超えると、
魚の動きが活発になります。

深いところはまだ冷たいですが、
浅瀬であったり、
コンクリートで固められた湖岸や港付近は、
2月中旬になると10度を超える日も増えてきます。

1990年ごろまでは、
8センチ前後のモロコ釣りも始まり、
年配の人々がこぞって釣っていました。

「本モロコの天ぷらはビールが何杯でも飲めるくらい美味い!」
とおじさんが笑顔で釣っていたのを思い出します。

春になると、
おじさんも家から出てきて飛び上がっていたんですね。

男子三日会わざれば刮目して見よ

さて、
冬の寒さで表面が凍りつき、
姿が見えなかった魚たち。

全く気配も見せず、もしかしたら死んでしまったかも?
そんな心配さえするくらい「寒い冬」でした。

しかし、
春の兆しが見え始めると、
氷の隙間からは元気に泳いでいる姿。
この冬の間、魚たちはどうしていたのでしょうか?

きっと色々あった事でしょう。

「男子三日会わざれば刮目して見よ」という言葉が中国に伝わります。

これは最近見ないなぁ、と思っていた漢が
とても立派になっていたという話に基づいた言葉です。

私たちも昨年の秋から
「二十四節気七十二候」で前年の反省と、
今年の目標達成に向けて、
自然と対話しながら過ごしてきました。

寒い冬の間、
ただ通り過ぎるのを待つのではなく、
色々と反省し、
無駄なことを省いたりと改善策を考え、
そうして今年の目標を立ててきました。

なので、この三日会わなかった男子とは私たちの事であり、
この言葉は他人の事を指し言うのではなく、
自分が人から言われるように努める、励ます言葉だと思うのです。
そうして、氷が溶け始めた今、
私たちも本格的活動開始の時期なのです。

魚上氷「うおこおりにのぼる」
この言葉から得られる教訓は
氷の隙間から見える魚、
飛び出す躍動は
ただぼんやり春の到来を眺めるのではなく、
自然界において、
私たちの本来の目指すべき姿でもあるのです。

さぁ、今から
氷の隙間から見える魚を観察しに行って、
元気の源にしたいと思います。

また、そう言えば、
春告魚と呼ばれる「メバル」も今が旬ですね。
30センチになると大物と呼ばれるメバルを釣りに行くものいいですね!
そして、春告魚の魂と勇気をいただくのです。

次回は2023年2月19日 7時34分、
春二番目の節気「雨水」になります。
初候「土脉潤起 (どみゃくうるおいおこる)」です。