自分育て

鴻雁北 (こうがんきたす)」#36

2023年4月9日 、
春五番目の節気「清明」の
次候 鴻雁北 (こうがんきたす)」になりました。
こうがんかえるとも読みます。

24個の節気の中の8番目「清明」
72個の候の中の23番目「鴻雁北 (こうがんきたす)」

※こちらの何番目という順序は古来の正月「冬至」を起点に考えております。
ご了承くださいませ。

「鴻雁北 (こうがんきたす)」

「鴻雁北」は、
雁が北へ帰っていく頃、

雁は冬は日本で、
夏はシベリアで過ごします。

南から燕がやってくるタイミングで、
雁が北へと向かう
ちょうど季節の入れ替わりを指します。

雁の編成飛行

雁は北へ帰る時はもちろん、
日本へ来るときも集団で飛行します。

それは一羽で飛ぶよりも
集団の方が同じ飛ぶ力で1.5倍から2倍近くも遠くへ飛べるからだと知っているからです。

なので、雁は飛び立って、
空中で編成を組めるように待って、
小さな集団が徐々に大きくなっていく様子を見る事があります。

その数百羽とも思える大円団が、
波のようなダンスを見せてくれる様は、
まさに生の躍動であり、
思わず息を飲みます。

また、このみんなで飛ぶ事で、
体力を温存して遠くに行けるという知恵に、
考えさせられる次第です。

One for All. All for One.

雁のこの時期の目的は
これから暑くなる日本を離れて、
過ごしやすいシベリアに到着すること。

日本の暑い夏を乗り切る事ができない鴻雁類にとって、
無事シベリアに到着することは死活問題です。

その目的を目的を敢行する為、
力を合わせて編成飛行を組むのです。

私たちもチームを組んで何かをやろうとする時、
まず一番大事なのは、
みんなの目的が一致しているかどうか?

それを無視して、
誰か一人の目的を重視したり、
各々が好き勝手にやっていては、
大きな力を発揮できる訳がありません。

一羽で飛ぶよりも
集団で飛ぶ方が倍近く安全で楽に飛べるから、
鴻雁は編成飛行するのです。

自分のやろうと思っていた目的に向かって、
冬至から夏至までの丁度中間を少し過ぎたこの季節、
自分だけのわがままでなく、
パートナーや家族、会社の仲間と目的を共有できているだろうか?

これから北へと向かっていく鴻雁たちを見ながら反省し、
協力し合えるよう行動したいと思います。

次回は2023年4月14日、
春五番目の節気「晴明」の
末候、虹始見 (にじはじめてあらわる)」です。