
表示120〜180分、実測は70分。——ミャクミャクくじに並んだ午後
路面は揺れる蜃気楼、遠くで三度鳴るサイレン。
数字は冷たいのに、列は不思議とやわらかかった。
きょうの結論(先に)

- 最後尾表示:120〜180分 → 実測:70分
- 当日予約は壊滅、解放時間予約も全滅。それでも**“並ぶ”という体験は収穫**だった。
- くじ結果は3等(通常3,000円相当のぬいぐるみ → 2,200円で手に入る設計)。
今日は「並ぶ」を選んだ
西ゲートの12時入場チケット。私は14時、コスモスクエア駅から夢洲へ。
アプリを開けば、当日予約は氷のように砕ける。解放時間も指の隙間から落ちていく。
ならば、ミャクミャクくじの列に身をあずけてみよう。最後尾の札は120〜180分待ち。
数字は重いが、風は軽い。私は帽子のつばを少し下げ、歩みを列のリズムに合わせた。
タイムライン
- 14:00頃 コスモスクエア駅 → 西ゲート入場
- 入場直後 当日予約は壊滅/解放時間予約全滅
- 並ぶ決断 ミャクミャクくじ:最後尾表示120〜180分
- 待機中 救急車のサイレン3回(どこかで誰かが暑さに崩れたのだろう)
- +70分 順番到来 → くじ3等
- パビリオン入場は見送り、本日は撤収

ミャクミャクくじの“手触り”
- 3等:約3,000円相当のぬいぐるみ → 2,200円
- 2等:45cm/1等:80cm
“並ぶこと”に時間を支払い、確かな重さのぬいぐるみを受け取る。
これはこれで、午後の記念になった。
まとめ:並ぶこともまた、万博

当日予約は砕け、解放時間は掴めなかった。
それでも、実測70分という確かな時間が手元に残った。
数字の裏でうごめく人の呼吸、列の連帯、サイレンの余韻。
きょうの万博は、“並ぶ”という体験そのものがハイライトだった。
データメモ(転載可)
- 入場:西ゲート12時チケット/現地着14時頃
- くじ列:表示120〜180分 → 実測70分
- 結果:3等(約3,000円相当→2,200円)
- できごと:救急車2回(暑熱注意)
ハッシュタグ
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数字は冷たい。けれど、私たちの時間は、
並んでいるあいだも、あたたかく進んでいる。