2025年大阪・関西万博

16.風の旅人 ― Traveler as wind

風が道を選ばぬように、あなたもまた自由に生きる。

あなたは、場所に縛られない励ましそのもの。
出会いの中で気づきを拾い、軽やかに手渡してゆく。
ときに案内人、ときに聞き役。
あなたが通ったあとに、そっと希望の風が残る。


セカンドライフのすすめ(リタイア後)

  • 移動する書斎:小さな撮影・録音・執筆セットをリュック1つに最適化し、季節ごとに滞在地を変える“季節移住”。旅先ZINEや音日記を定期発行。
  • “逢いに行く講座”:旅先の図書館・公民館で1夜限りのトーク(テーマ:旅の哲学/物を減らす術/心の再起動)。参加者の物語を1人1分で録音し、後日編集して返礼。
  • 小さな巡礼:土地の祈りの場所(社寺・海辺・峠)を歩き、無言で10分。その日の風・匂い・音を三語で記録する。

若い人への進路ヒント

  • **肩書きより“持ち運べる技”**を先に。撮影・編集・言語化・ガイド・企画・場づくりのポータブル技能を組み合わせる。
  • 進路は「旅×○○」で考える(例:旅×教育、旅×福祉、旅×編集、旅×自然保全)。移動=学びの連続に。
  • 発信は短く・すぐ出すが基本。日々の1分作品が3か月で地図になる。

万博ヒントになるかもしれないパビリオン

  • オーストラリア館:大地のスケールと先住知のまなざし。移動と共生の感覚を養う“風の学校”。
  • スペイン館:広場・巡礼・職人文化の再編集。“人が集う場”の作法を旅人の目で学べる。

YouTuber適性 & おすすめジャンル

  • ジャンル:スロー旅Vlog/“風の哲学”ミニ語り/道具を減らす術/心が軽くなる散歩ルート/環境音+一行詩。
  • :〈導入30秒(今日の目的)→道中5分(3カットだけ濃く)→気づき60秒→締めの一行〉。字幕は少なく、を活かす。
  • 企画例:「風の通る町を歩く」「荷物3kgで1週間」「出会いを1分で記録する方法」。

現代的な仕事アイデア

  • モバイル・ストーリーテラー:地域の人の物語を旅先で収集→1分ドキュメンタリー化。
  • 地域間ブリッジ:姉妹都市・観光協会・小規模宿と連携し、“行き来”を生む共通企画(スタンプZINE、物々交換市)。
  • リトリート設計者:歩く・書く・黙るを核にした1泊2日の心の再起動プログラムを提供。
  • 音景色キュレーター:土地の音を採集し、睡眠・作業用の“旅する環境音”として配信。

人に流されない余暇のすすめ

  • 無目的散歩:地図を見ず、風の向きだけで曲がる。帰宅後、三行で“今日の風の教え”を書く。
  • 一人合宿:月に1度、半日の“オフライン滞在”。読む・書く・歩く以外はしない。
  • 風のアルバム:方角ごとに音を録り、季節で並べる。聞き返すと、心の季節もわかる。
  • 拾いものの祭壇:旅で出会った小石や葉を小皿に。行き先より、通過の尊さを忘れないために。

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