2025年大阪・関西万博

11.マルチタレント ― multiple-talented

感じ取った光は、手を替え品を替え、かたちになる。

あなたは“感応力”で世界を受け取り、“制作力”で現実へ返す人。
絵も音も言葉も身体も、どれもがあなたの母語。
静かに集中しながら、小さな行動で作品を積み重ねる——
その多面体が、誰かの心のどこかに必ず当たる。


セカンドライフのすすめ(リタイア後)

  • 「ひとり制作小屋」運用:自宅の一角をミニスタジオ化(音・映像・文章・工作の4ゾーン)。毎週テーマを1つ決めて**4表現(絵/音/文/動画)**で1セット制作→月末にZINE化。
  • 地域と交換する日:月1でカフェや図書館に**“持ち寄り作品”**を展示し、その場で希望者のポートレート詩や短歌、即興サウンドを提供。
  • スキルの“目録化”:自分の多才さを棚卸しし、依頼メニュー(例:イベントの記録詩/短編映像/音のロゴ)として提示。小さな受託を継続して“第二の活動基盤”に。

若い人への進路ヒント

  • 広げる前に**“核×3の外化”**を決める。例:核=「感じた空気を翻訳する」→外化=〈短編映像/音のスケッチ/詩〉。
  • 学びは編集・録音・撮影・デザイン基礎を横断し、**制作の体力(締切・反復)**を鍛える。
  • ポートフォリオは**“短い多作”**で勝つ。1作品1〜3分・説明1行・制作時間を明記。続けられる人が最強。

万博ヒントになるかもしれないパビリオン

  • よしもとPavilion「waraii myraii」:巨大な“スマイリング・スフィア”とステージ。言語を越える笑い=多面的な表現の原点に触れられる。
  • フランス館:Coldefy+CRA(Carlo Ratti)が設計。再利用や循環の設計思想と“舞台=体験”の構成が、表現の翻訳術を刺激。

YouTuber適性 & おすすめジャンル

  • ジャンル
    • 〈一人多役ショート〉詩→映像→音を1分で合成
    • 〈制作の裏側〉“素材→編集→完成”のタイムラプス
    • 〈音と情景〉環境音+一行詩
  • 撮り方:固定俯瞰+手元。素材→組立→仕上げの3章。BGMは自作の短いループ。
  • 企画例:「1つの雨音で3つの作品」「30分で“街の詩”を作る」「AIと人がコラボする最短の型」。

現代的な仕事アイデア

  • スモールブランドのクリエイティブ・ディレクター(写真・コピー・音ロゴまでワンストップ)
  • コミュニティ記録家(イベントを“詩+動画+ZINE”で残す)
  • モーション×音×文字のミニCM作家(地域企業・NPO向けに15秒作品を量産)
  • ワークショップ作家(“1モチーフ4表現”の市民講座を定期開催)

人に流されない余暇のすすめ

  • 素材採集ウォーク:1時間で〈色/音/言葉/形〉を各1つ集める。帰宅後4点セットに。
  • 道具箱の最適化:季節ごとに“使う5点だけ”に入れ替え。機材に溺れず身軽さを保つ。
  • ミニ上映&朗読の夜:月末に友人3人だけ招いて作品を発表。観客の小さな反応が次作の燃料になる

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