こんにちは、万博太郎です!
今回ご紹介するのは、韓国館。
入ってすぐは、正直「なんだこれ…?」という印象。
展示はすべて説明がなく、導線も不思議。
けれど、すべてを見終えたあとに、ふと“腑に落ちる瞬間”が訪れました。
「これは、“命のつながり”を体で感じる展示だったのかもしれない。」
このブログでは、私の戸惑いから気づきまでの“心の流れ”を、そのままお届けします。
【第一の部屋】まばゆく、混乱する「光の世界」
最初の部屋は、音と光のショー。
天井と壁一面に光が飛び交い、
大音響が鳴り響くその空間は、まるでクラブのような圧迫感。

七色の光がランダムに現れ、
やがて白一色に統一され、
さらに一気に明るくなって…ふと、冷めたような明るさに変わる。
正直、私はこの時こう思いました。
「もう出たい…」
「何がしたいんだ、韓国は…?」
でも、この光の変化、今思えば**“人類の進化と多様性”**を表現していたのかもしれません。
【第二の部屋】息がシャボン玉になる? 不思議な装置の正体
次の部屋には、トランペットのような筒が並び、
空間全体がガーデン風の演出。

「こんにちは!」と話しかけても何も起きない…。
途方に暮れていると、空から音声が。
「息を吹きかけてください。」
指示に従って息を吹きかけると、筒が温かい光に反応。
その直後、天井からシャボン玉が舞い降りてきたのです。

小さなシャボン玉が、手にふれて弾け、
わずかな水滴が手のひらに残る。
「これ、僕の息がシャボン玉になって、誰かの元に届いてる…?」
まるで、**“命の連鎖”**を感じるような演出でした。
【第三の部屋】ストレートな感動、祖父から孫への音楽
最後の部屋では、短い映像作品。
祖父が亡くなるまでに書き残した楽譜を、孫娘が引き継ぎ、
音楽を完成させるという物語。
ダンスとピアノ演奏で締めくくられるその演出は、
いわば**「感動させにくる」**構成。

「なるほど。命は、音楽として引き継がれるのか。」
【そして気づいた】すべてが同じことを語っていた
一度は「何だこれは?」と首をかしげた展示たち。
けれど、ふと振り返ってみて、気づいたんです。
- 光のショー → 人類の誕生・統一・分化
- 息とシャボン玉 → 命の循環
- 映画 → 想いをつなぐこと
どれも「命は受け継がれ、やがて誰かに届く」ということを、
違うかたちで伝えていたのではないか。
展示の中に説明は一切なし。
でも、その分、**“考える余白”**が与えられていたのです。

【まとめ】韓国館は「感じて考える」場所
韓国館は、見てすぐに分かる展示ではありませんでした。
けれど、体験を通して、少しずつ自分の中に問いが残る。
そして、それがやがて答えに変わるような、そんな展示でした。
✅ 万博は「派手なだけ」じゃない。
✅ 韓国館は、静かに深い“命の表現”がありました。
どうか、“感覚”で見て、“自分の答え”を持ち帰ってください。