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2025年大阪・関西万博

万博2025|若者に絶対行ってもらいたい パビリオン ランキング10

こんにちは、万博太郎です!
今回のテーマは……少年よ大志を抱け!
考えてもらいたい大人への階段 青少年におすすめパビリオンです。

育ち盛り、思春期のお子さんに是非勧めたいパビリオンランキングです。

私、3人の子供がおりまして、皆無事成人しました。
もし、10年前に万博が来ていたら、是非見せたかっただろうなと思った展示内容を吟味し、
オススメパビリオンをご紹介させていただきます。

今回の理由は少し長めになります。
何故なら将来ある子供たちへのメッセージとなるオススメパビリオンなので、
見てもらいたい視点、考えてもらいたい焦点がしっかりあるからです。

第10位:フランス館

  • 今回のフランス、ワインで始まり、ルイヴィトン、ディオールが登場し、
    それらが全てオーギュストロダンの「手」で紡がれています。
  • これらの世界に誇るブランド品は一朝一夕で出来上がったものではありません。
  • 血の滲むような努力と汗で100年、それ以上の時間をかけて築いてきたのです。
  • フランス館はそれら作り上げてきたブランドだけに焦点を当てるのではなく、
    人の手によって紡がれてきたて「仕事の縮図」を描いています。
    という訳で子供たちに「地道な努力」を伝えてくれると思っています。
  • 自国のものが売れないからと安易に関税をかけるだけでなく、
    100年先、200年先に求められるモノづくりの精神が見事に表現されていますので、
    ぜひ隣のアメリカ館のトランプさんにも見てもらいたいものです。

第9位:日本館

  • 日本が誇る正統派万博パビリオン。初見では面白みが少ないかもしれません。
  • しかし、展示、内容、入場者の人の流れの細部まで観察すると、
    隙のないパビリオンです。
  • この正統派パビリオンで、面白さを見つける実力を付けなさい!と、
    まるで武道の達人が問いかけているようです。

第8位:未来の都市

  • 様々な未来の技術が観察できるパビリオン。
    多くのメーカーが出展しているので見応え十分です。
  • アラ還の私たちにはもうただ見るだけなのですが、若い少年少女はこの先を作り上げていく訳ですから想像力を掻き立てられるのではないでしょうか?
  • 例えばこのKAWASAKIの未来のバイク。
    もしこれが実現して大量生産されたら、その先はきっと大型化されると思います。
    それって、トトロの「ネコバス」って事!
    「僕も私も作りたい!」そんな風に楽しめないかな!?

第7位:Dialogue Theater -いのちのあかし-

  • 一見じみなパビリオン。
    しかしそれは未来的建築物ではなく、京都府福知山にあった古い校舎。
  • 若い世代にはわからないかもしれないが、
    古き良きものを残したいという気持ちはある意味本能的なものと言える。
    何故って、自分が生きてきて感じたことを良い事だったと思いたい、
    そして実際美化する自己肯定本能があるから。
  • それらを含め、若い世代に今を大事にして欲しい。
    そして何でも使い捨てでなく、温故知新の精神を大事にしてもらいたい。
    これこそSDGs

第6位:いのち動的平衡館

  • 「いのちとは何か?」を根元に迫るパビリオン
    外観は原始生命のアメーバのようである事も意味深
  • 動的平衡・・・絶えず変化しながらバランスを保つ状態。いのちの本質。
    それはつまり回るコマ。昔「地球コマ」と言われた玩具があったが、
    これはいのちを現象化したようで面白い。
  • 私たちも現状維持ではバランスは取れない。
    絶えず状況を見て、それに合わせて変化していく必要がある。
  • つまり、一生勉強。それは学校でやる勉強ではなく、
    自分だけの自分なりの勉強。
    他者、つまり家族やこれから家族になるであろう人々、仲間と支え合った上での動的平衡が大事だということを教えてくれます。

第5位:null²

  • 万博で「最も予約困難で、最も意味不明⁉︎」なパビリオン【null²】。
    その裏にあったのは、スタンリーキューブリックの映画『2001年宇宙の旅』と
    哲学者ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」
    そして“死と再生”の壮大なストーリーでした。
  • 藤子不二雄の「21エモン」に登場するボタンポン星の0次元に向かう装置にも重なる面があり色々考える隙間がある知恵と哲学のパビリオン。

第4位:PASONA NATUREVERSE

  • アトムとブラックジャックが演出するパビリオン。
    建物の外観は貝。
    貝は堅牢な殻を持つことから古代のまま残っている最も化石となって私たちの目の前に姿を見せてくれる。
  • つまり、このパビリオンの展示品は未来永劫残したい知恵の結晶とも言える。
  • 鉄腕アトムはアニメとして大人気を博したが、著者である「手塚治虫」は、アトムは原子力で動く人類にとって有益な発明品であるとともに、地球滅亡の危険性もある矛盾を描いた作品としている。
    しかしながら子供を中心に絶大な人気となり、アニメの内容も単純な勧善懲悪に書き換えられていくことに葛藤していたという。
  • IPS心臓や未来の医療で人の寿命はこれからも長くなっていく事だろう。
    長ければ良いのか?
    その葛藤も考えさせられる。

第3位:大阪ヘルスケア

  • 今回の万博で最も規模が大きく見応えあるパビリオン。
  • 25年後の自分に出会えることが先行しているが、
    それ以外にも見どころが沢山あってしっかり見ると3時間は必要。
  • 面白さ、展示の内容全てにおいて必見。

第2位:いのちの未来

  • 異様な外観のパビリオン。
    開けてはならないブラックボックスという雰囲気
  • 人類のロボットへの憧れ、歴史が展示。そうして核心に迫っていく映像。
  • 初見で浅く判断すると、年老いたお婆さんが孫の将来を見たいが為に機械の体による延命措置を選ぶのか、自然に肉体を任せるのかの葛藤を描いている。
  • しかし、そう単純ではない。
    この孫娘。どうやら母親が亡くなっている節がある。
    つまりこの老婆は母親代わりなのだ。
  • 老婆が迷っているのは、自分が生きたいからではなく、
    孫娘に身寄りがなくなることを案じて、もう少し大人になるまでそばにいてあげたいという葛藤もあるのだ。
  • そう考えると、「いのちの未来」は個人それぞれが生きたいと願うのではなく、
    生き残された人々が錯乱せずに日常生活を送るための両側から考えなくてはならない事を暗示している。
  • これら包括した壮大な「いのちの未来」あり方を考える機会となるパビリオンだ。
  • 最後のアンドロイドの妙なリアル感が凄い。
    これに私の記憶と考え方の癖をプロンプトすると、家族にとっては私が永遠に生き続けることになるだろう。

第1位:EARTH MART

  • 21世紀の万博に一見似つかわしくない茅葺き屋根のパビリオン。
    しかし内部に入るといきなりの大画面。
    私たちの毎日の食に対する態度を問う内容。
  • 扉が開くと食にまつわる巨大な展示。
    入って右手、普段スーパーで見かける豚肉、牛肉の食材を無音声、モノクロで紹介する映像。私の目は一瞬で真っ赤になり、涙がこぼれ落ちた。
    七人の侍での志村喬の名台詞「この飯、おろそかには食わんぞ、、、」が頭をよぎり、
    ごめんごめんと呟く。
  • 私たちが毎日毎日食べている食材。
    それらの出自や苦労がじっくり見れます。
    いのち動的平衡館で学んだ、いのちはつながりと考えると、
    地球上のいのちは全て仲間。家族。
    そう考えると私たちは毎日共食いをしているのだ。改めて食に対する感謝の気持ちが湧き上がる。

▶ 最後に、

いかがでしたか?

とにかく沢山回る、というのは一時期もてはやされた「速読」のようなもの。
それよりもどれだけ考えたか、どれだけその作品と対話したかの「遅読」が大事。

思春期を迎え、自分は何のために生きるのか?
そんな思いが勝手に巡る年頃になります。
それぞれが自分に合った生き方を模索するこの時代。
私たちが思春期だった半世紀前とは全く時代が変わりました。

進学して就職する。
そんな単純なものではなくなった今、万博は色々考える一つの機会ではないでしょうか?

それではまたお会いしましょう!