万博1周年の夢洲と造幣局の桜通り抜け|歩いて感じた“その後”の大阪
万博が終わって一年。
あの場所は、今どうなっているのだろうか。
そんなことを思いながら、
夢洲で開催されている
万博1周年記念イベントへ足を運んできました。

きっかけは、前日の夜。
万博記念公園での夜桜配信中、
「万博太郎さんですか?」と声を掛けていただいたことでした。
思いがけない出会いから、次の行き先が決まる。
そんな流れも、どこか万博らしいなと感じながら、夢洲へ向かいました。
現地に着いてまず感じたのは、
“静けさ”でした。
写真展示が並び、
万博の記憶が丁寧に並べられている。
そして何より印象的だったのが、
今も残っている大屋根リング。
あれだけの賑わいを支えていた構造物が、
今は少しだけ時間から取り残されたように、そこにある。
思わず、立ち止まってしまいました。

「まだ、残ってるんやな」
そんな一言が、自然と出てきます。
夢洲をあとにして向かったのは、
造幣局桜の通り抜け。
毎年多くの人で賑わうこの場所ですが、
今年は事前予約制。

入口では手荷物検査もあり、
どこか万博の入場を思い出すような雰囲気でした。
少し並びながら、ふと思う。
「ああ、こういう感じやったな」
そんな記憶が、桜の前に立つ前から蘇ってきます。

そして、通り抜け。
満開の桜が、頭上に重なるように広がり、
人の流れとともに、ゆっくりと進んでいく。

夢洲の静けさとは対照的な、
“今、この瞬間の賑わい”。
同じ一日の中で、
まったく違う時間を歩いているようでした。
通りを抜けたあと、
屋台の灯りの中で一杯。
少しだけ疲れた体に、
春の空気とお酒が染みていきます。

賑わいの中にいながら、
どこか静かな気持ちになる、不思議な時間。
万博の“その後”と、
今を咲ききる桜。
未来の名残と、現在の盛り。

その間を、ただ歩いた一日でした。
最大級のミニマリズムだったと思います。
