――5つのビレッジと3つのゾーンが描く未来

2027年に開催される
GREEN EXPO 2027は、
従来の万博とは少し異なる構造を持っています。

その大きな特徴は、
「ビレッジ」と「ゾーン」という二つの異なる思想で構成されている点です。

簡単に言えば、
ビレッジは“未来の暮らしを体験する場所”、
ゾーンは“世界とテーマを発信する場所”です。


■5つのビレッジ

――企業が連携し、未来の暮らしを編む場所

従来のパビリオンのように単独で競うのではなく、
複数の企業や団体が一つの村を共に作る。
そこには、競争よりも「共創」という静かな意志が流れています。

・アーバンGXビレッジ
都市と自然が対立せず、溶け合う未来。
脱炭素社会を、技術の光で照らす場所。

・クラフトビレッジ
手のひらの温度を忘れない世界。
伝統と持続可能性が、ゆっくりと息をする空間。

・ファーム&フードビレッジ
食べることは、生きること。
農と食の循環から、豊かさの意味を問い直す。

・キッズビレッジ
未来を受け取る側ではなく、すでに担っている存在としての子どもたち。
遊びの中で、自然の摂理に触れる場所。

・里山ビレッジ
どこか懐かしく、それでいて新しい風景。
循環と共生を、体で思い出す静かな時間。


■3つのゾーン

――世界とテーマが交差する場所

ビレッジが「暮らし」なら、
ゾーンは「思想」と「文化」の広がりを担います。

・シンボルゾーン
会場の中心。
テーマ「幸せを創る明日の風景」を体現する心臓部。

・日本ゾーン
庭園文化や園芸の奥行き。
時間を重ねてきた日本の美意識が息づく場所。

・国際出展ゾーン
世界の風土が育てた緑と表現。
歩くだけで、国境を越えるような体験。


■まとめ

ビレッジとゾーンは、役割が異なります。

ビレッジは「これからの暮らしを感じる場所」。
ゾーンは「世界とテーマを知る場所」。

それぞれが独立しながらも、
全体としては一つの風景を形づくっていく。

まるで、ばらばらの音がやがて調和するように――
この博覧会は、多様であることそのものを肯定する場になるのかもしれません。