2025年大阪・関西万博

万博2025|年配者向けパビリオン 【現地体験版】

こんにちは、万博太郎です!
今回のテーマは……年配の方向けパビリオンです。
万博を何度も行って思いました。万博は年配者こそが見て面白いのではないか。
何故なら人生色んな経験をしてきて、深みあるからこそ分かる内容もあるからです。

ですので、是非肉親のご高齢者の方を連れて行ってあげてください。
いいと言っても連れていってあげてください。
ほぼほぼ間違いなく喜ばれます。

先日私、82歳のオヤジを連れて行きました。
そうしましたら会場内で走ったり、もっとパビリオンに行こう!と言ったり完全に若返っておりました。どうやら万博スイッチというものが存在するようです。
一回で良いと言っておりましたが、終わるまでにもう一回くらい、、、と匂わせております。
そうですそれが万博なのです。

これまで【220以上のパビリオン、イベント展示を体験】してきた中から、
そして実際にオヤジを連れて行った経験からこの内容をまとめて見ました。
折角なのでいつも以上に丁寧に作りたいと思いました。
従ってまずご年配といってもまず抑えたい条件がございます。

1. 年配者といっても幅が広い

  • 60代の“まだアクティブ世代”と
  • 70代後半〜80代以上の“静かに過ごしたい層”では求めるものがかなり違います。

ですのでここでは2軸でランキングしたいと思います。
わかりやすい没入型パビリオンと静かに考えるタイプのパビリオンを分けてご紹介したいと思います。


楽しい型 パビリオン 10

映像・音響などで「わかりやすく迫力がある」パビリオンとなります。

第10位:PASONA館

  • 建物は貝をモチーフにした可愛いデザイン。一番先には何とアトムがいます。
    昭和一桁生まれの人でもアトムを知らない人はいないでしょう。
  • 館内でいきなり目にするのは生命進化を表現した木。前回の「太陽の塔の内部」をそのままアップデートしたようで美しい。下には宇宙が見えた。
  • 一見子供向きと思われそうなパビリオンですが、展示内容はご高齢者にも納得されると思います。APS心臓や未来の睡眠装置など、じっくり見ることができます。
  • また、素晴らしい没入型映像ショーがあります。映像が終わると入れ替えることが多いですが、ここはゆったり観覧できます。

🟨 補足:映像装置、展示品、全てにおいてオススメです。
ただ、予約が難しい点でこのランクです。


第9位:いのちめぐる冒険

  • 映像酔いしないか心配な面がありますが、没入感は今回の万博で屈指のパビリオン。
  • 未来の映像体験です。これはご高齢者で映像がお好きな方ならきっと喜ばれると思います。

🟨 補足:将来の映画やゲームなどはこうなるだろうと思う。appleのVRデモより断然良かった。


第8位:ハンガリー館

  • ハンガリー民族音楽のライブが見れます。遠くハンガリーを感じることができるので、ご高齢者にはぴったりだと思います。

🟨 補足:目の前で観覧できるのでライブ感がある。


第7位:Better Co-Being

  • 小さな端末を持って庭を歩き回る体験型展示。
  • 展示自体は人によって微妙だが、最後の数百のサンキャッチャーの虹色は圧巻。
    天気が良い時がオススメ。
  • 最後に豪華な手土産がある。水素水や粉末飲料だが、無料のお土産があるのは充実感があってオススメ。

🟨 補足:ここも予約が取りにくいが比較的当日予約が取れることがある。


第6位:マレーシア館

  • バンブー作りのパビリオン。入った瞬間マレーシアの匂いがする。
  • 屋台など展示物が全体的に明るく陽気。
  • 外のステージで踊りや音楽を積極的に行っている。終わると記念撮影にも気軽に応じてくれる。総合力でオススメ。

🟨 補足:レストラン併設。万博の中では比較的安く食べられる。味も良い。


第5位:未来の都市

  • 正統的な展示。未来の高速鉄道。未来のバイク。未来の重機。未来の農耕用車両。
  • 数多くの民間会社による総合展示の為、見るべきものが多い。日本のパビリオンの中ではかなり予約が取りやすい部類。
  • 面白く感じるエンターテイメント性は低いかもしれないが、本来の万博のあり方ではなかろうか。

🟨 補足:ゆっくり見ると1時間では足りない。


第4位:クウェート館

  • 蝶のような優雅なデザインのパビリオン。それだけでも見る価値あり。
  • 館内は映像紹介から始まり、展示物へと。
  • 最後、仰向けになって見上げる映像は圧巻。実際の星空を見ていると想像すれば気持ちへクェートに。

🟨 補足:レストランもあるが大人気。


第3位:カナダ館

  • タブレット端末を持って映像体験。
  • 子供はもちろん、ご高齢者の方もウロウロしながら楽しめそうです。
  • 強制的に出されるわけではないので、ゆったり見たい。

🟨 補足:観光案内とタブレット技術だけなので、人によっては物足りないかも。
ただ、手にアイテムを持って観覧するパビリオンの中でオススメ。しかも朝早くはすぐに入れる。


第2位:中国館

  • 建物は中国らしい印象。
  • パビリオン内は近代的。工芸品を3Dビジュアルで全方位から見ることができる。
    ただ、日本語の表記が狂っていて、なんとも中国らしい。
  • 映像が素晴らしい。二十四節気や干支にまつわることがお好きな方にはオススメ。
    古来の中国の思想などが発信されている。
  • 謎の体調測定などがあって面白い。中国4000年を感じることができるかも。

🟨 補足:ちなみに82歳の私の親父は中国館の評価が高かったです。


第1位:オーストラリア館

  • パビリオン内の人工森林。そして映像に映るコアラ。すごく手が混んでいる。
  • 何枚ものモニターを駆使して宇宙旅行からオーストラリアを巡る映像ショーは圧巻。
  • とにかく楽しいパビリオンとしてオススメ。

🟨 補足:自然と没入感で充足感が高い。

思索型(深掘り型)パビリオン 10

こちらはじっくり見る、または考えるタイプの高齢者にオススメパビリオンです。

第10位:カザフスタン館

  • 建物はコモンズのFといって、完全に離小島のような場所にあります。
  • しかし、一回で20名程度の案内ですごく丁寧に説明してくれます。
  • 国の場所と地理関係、カザフスタンという国、そして最先端医療について。
    特に世界に3台しかない臓器維持装置は驚き。カザフスタンが医療でそんなに進んでるとは私は知らなかった。

🟨 補足:丁寧な説明を見ていると、パビリオンは大きさや派手さではないと実感できる。


第9位:ブルーオーシャンドーム

  • 日本の民間企業のパビリオン。海を汚さない未来の素材を提示。
  • 水滴が流れる面白い装置、地球を考える大画面の映像ショー。
  • タイミングが合えば専門家の講義も聞けます。

🟨 補足:3つの展示で充実。


第8位:インド館

  • インド館は今回色々あって少し遅れての開館。
  • インドの公用語はヒンドゥー語であるが、話せるのは全体の35%の人々。それだけにインドは文化的にもこれぞインドと呼べるものはなく、展示の各州のものが混在。
  • ただ、体験コーナーで「ヨガ」がやっている。入場者パビリオン巡りとスタンプ集めですぐに出ていくので、ヨガは空いていることが多い。もし、お好きな方は絶対オススメ。

🟨 補足:本場のヨガが体験(60分)できます。


第7位:コロンビア館

  • 正統派パビリオンとしてオススメ。
  • 文化人、特産物、観光案内、全てのバランスが整ってる。

🟨 補足:意外に穴場ですよ。


第6位:ドイツ館

  • 最先端技術を可愛いモバイルを手に持って観覧。
  • パビリオンは正統派で良いがこのモバイルの音声がご高齢者には聴きづらいかもしれない。
  • しかし、展示、屋上庭園など素晴らしいパビリオン。

🟨 補足:レストラン併設でセットの食事も比較的安価。


第5位:いのちの動的平衡館

  • 非常にシンプルな映像ショー。それだけに面白い。
  • 福岡伸一教授が「動的平衡論」を最後に説明してくれる。
    思考派の方にはオススメです。

🟨 補足:万博のテーマ「いのち輝く未来」を一番端的に表現しているパビリオン。


第4位:ウズベキスタン館

  • 建物の上には一際目立つ木の柱。
  • 根、土、木と3つに分かれたパビリオン。
  • 馴染みの薄いウズベキスタンですが、素晴らしくバランスの良い、そして考えさせられる内容です。

🟨 補足:シルクロード沿いの国。そんな国を身近に感ずることができる貴重なパビリオン。


第3位:日本館

  • やはり日本を冠にしているパビリオン、是非とも見たいと思いここにランクイン。
  • キティーちゃんがふんだんに登場するが展示内容は渋い。海藻や麹などこれから重要になる研究を細かく展示。
  • 再生エネルギーになった気持ちで私たち自身が循環しながら観覧する見事なパビリオン。

🟨 補足:エンターテイメント性は低いかもしれないが、何度か訪れると見えてくるものがあるかも。


第2位:いのちの未来

  • これからの未来の生き方、終わり方を考えるパビリオン。
  • ご高齢者には刺さる内容かもしれない。
  • 私は今でも考え続けてます。

🟨 補足:結構見応えあるパビリオンです。長いので入る前にトイレを済ませたほうが良いかと思います。


第1位:ベルギー館

  • 正統派パビリオン。ベルギーの様々な活動、世界での貢献が展示。
  • 特にコロナの時には全世界の40%のワクチンを供給したというのは驚きました。
    小さい国ですが、物凄く経済効率の良い国。見習うことがたくさんありそう。

🟨 補足:レストラン、お土産、全てにおいて高級志向。予算を用意して是非行きたい。
他の国にはないレストラン営業9時からです。

おまけ:本当は素晴らしいけど入りづらいパビリオン

  • イタリア館、住友館、大阪ヘルスケア、フランス館、

🧘【体力負担軸】表

レベル特徴・条件
■ 低負担午前中比較的並ばない:(コモンズ系、ドイツ館、チェコ館、オーストラリア館、スイス館、オーストリア館、サウジアラビア館、ウズベキスタン館など)
■ 中負担並び時間やや長め、立ち時間あり
(9時入場できた時のアメリカ館、フランス館はオススメ)
予約必要だが比較的空きの出るパビリオン
(いのちめぐる冒険、Better Co-Beingなど)
■ 高負担長時間並ぶ/大混雑(イタリア館)
予約必要・日本のほとんどのパビリオン

👉 高負担のパビリオンは消耗が激しのでご注意くださいませ。


▶ 最後に

いかがでしたか?
私も恒例の父親を連れて行きました。
電車に乗る頃は落ち着いていたのですが、ゲートを見た途端嬉しそうでした。
途中トイレに行く際、走っていたくらいでした。
観覧の途中でもトイレに行きたがるくらいだったので、次回は高齢者用のオムツをしてもらった方が本人も気楽ではと思うのですが実際は難しいでしょうね。
次回は夜に連れて行ってあげようかと思ってます。
今回の内容はあくまで一個人の意見です。
みなさんの「もっといいものがあったよ!」などのご意見、ぜひコメントで教えてください!

それではまたお会いしましょう!