はじめに
ふわり——白い膜体が風を吸って呼吸する。
X03「いのちを高める」は、
むずかしい理屈の前に、からだが先に頷くタイプのパビリオン。
静けさで「わたしを聴き」、祝祭で「わたしを祝う」。
誰でも参加できるやさしさが芯にあります
3行でわかるポイント
- 外観はクラゲのような膜構造。地上の“反・野外空間”は予約なしで出入り自由。
- 地下の体験(予約制)で「わたしを聴く」→ 360°の祝祭で「わたしを祝う」。
- 居方に正解なし:踊っても、眺めても良い。参加のハードルが限りなく低い。
体験の流れ(最短版)
- 反・野外空間(自由入場)
作品展のような親密さ。まず肩の力が抜けます。 - 地下「いのちの根っこ」(予約制)
暗く静かな空間で**“音の景色”に耳を澄ます**。万博の喧騒がほどける時間。 - 360°祝祭「わたしを祝う」
世界の祭や芸能の映像に包まれ、踊っても眺めてもOK。安心して温度が上がる設計。
こんな人におすすめ
- 朝イチ入場が難しく、ゆっくり自分のペースで楽しみたい
- 子ども連れ/シニアと一緒に、敷居の低い参加体験を求めている
- 大音量・ギラギラ演出より、静けさ→祝祭の緩やかな高まりが好き
快適に楽しむコツ
- 身軽が吉:両手が空くと参加しやすい
- 地下は音量の波あり:耳が敏感な方はスタッフに一声
- 写真は外観中心に(内部は現地の案内に従う)
- 混雑時は「外で調整→地下→祝祭」の順だと疲れにくい
ひとことレビュー(現地メモ)
“やさしい設計”が、そのままインクルーシブ。
踊らなくても“居られる”し、踊りたくなったら一歩踏み出せる。
正解を求めない余白が、いちばんのごちそうでした。
簡易評価(★5)
- 印象に残るか:★★★★★
- 内容の深さ:★★★★☆
- 展示の完成度(説明の丁寧さ):★★★★☆
- リピートしたい度:★★★★★
- 技術革新度:★★★☆☆
深掘りはコチラ
- note(有料):地下体験の詳細・祝祭の参加設計・撮影ポイントPDF
→ https://note.com/glad_lupine5280/n/nae9a54836f6a - YouTube:全200館・4時間の完全ガイド(目次つき)