混雑・予約・トイレ問題まで、ありのまま全公開!
こんにちは、万博太郎です。
これまで2025年大阪・関西万博に15回以上足を運んできました。
今回は、82歳になる父親を連れて、ついにファミリーでの万博体験を決行。
混雑・予約・トイレ問題などを含め、「リアルな1日」の全記録をお届けします。
高齢のご家族や小さなお子様を連れてのご来場を考えている方の参考になれば幸いです。
▶ なぜ今になって親を連れて行ったのか?
「もっと空いている時期に行けばよかった」と何度も思いました。
たとえば4月の平日なら、今よりもだいぶ空いていましたし、パビリオン予約も比較的楽でした。
それでも様子を見ていたのは、「安全第一」だからです。
万博は1日数万人〜10万人が訪れるイベント。混雑のピークや構造を理解せずに高齢者を連れていくのは危険だと感じたからです。
▶ 同行メンバーと予約状況

今回は、私・父(82歳)・妻・娘の4人で来場。
事前に取れた予約は以下の通り:
- 西ゲート 9:00入場予約
- 1週間前予約 → 9:40「未来の都市」パビリオン
- 3日前予約 → 13:00「オランダ館」
予約争奪戦が激しい現在では、予約が取れただけでラッキーです。
人気パビリオンにこだわりすぎて「全滅」よりも、まずは何か1つ確保することが重要です。
▶ 東ゲートではなく「西ゲート」を選んだ理由
今回、私たちが選んだのは西ゲート。
これは大正解でした。
✅ 西ゲートのメリット
- 混雑が少ない
- 座って来れる交通手段が多い
- トイレや入場もスムーズ
東ゲート(夢洲駅直結)は便利なように見えますが、とにかく混みます。
地下鉄中央線では、本町から22分間座れないことも。
一方、西ゲートの最寄り桜島駅(JR)からは、始発のエキスポライナーで楽々座って来場可能。

✅ タクシー利用が快適!

バス予約が満席だったため、駅から会場までタクシーを利用(3,300円/4人)。
タクシーは待たずに乗れて、15分で会場着。体力温存にバツグンでした。
▶ 入場〜午前の部:トイレが一番最初のパビリオン!?
9:00入場予約だったので、8:20に現地到着。
西ゲートならば、この時間でも手荷物検査や入場の混雑は最小限。
そして最初に向かったのが…
そう、「トイレ」でした(笑)
父と一日歩いたのは久しぶりでしたが、45分〜1時間に一度はトイレに行くことに。
これは高齢者ならではの行動パターン。今後連れて行かれる方は、アプリでトイレ位置を事前に確認し、こちらから促してあげることをオススメします。
▶ オランダ館:予約を飛ばして“待ち時間ゼロ”を選択!
予約は13時だったものの、目の前に「今すぐ入れます」と言われてつい突入!

✅ オランダ館の見どころ
- 丸い球体型のデバイスを手に回遊する体験型展示
- 体験感があり、ご高齢の方も楽しめる
- 館内の構造がシンプルで移動しやすい
▶ 中国館:評価は低いが、実は◎パビリオン
10時の時点でガラガラ。
中ではスタッフのお姉さんが父に扇子をプレゼントしてくれ、父は大喜び。
展示内容も十分見応えありました。
- 宇宙開発、歴史的発明、未来都市
- 高さのある大スクリーンによる迫力映像
- 二十四節気や干支による時間観念の紹介
「なぜ空いてるの?」と疑問に思うくらい、内容は立派です。

一部、文化財のレプリカ批判をされている人もおられるようですが、
正直、どんなものを作ってきたかが重要だと私は思います。
それを展示することに意味があるのだとすれば、
全てレプリカで良いとさえ思います。
▶ ハンガリー館 → pasonaパビリオンへ
ハンガリー館のショーを見た後、当日空き予約で「pasona」パビリオンを確保!

父はガンダムは知らないがアトム世代。
なのでアトム登場に喜んでました。
pasona内の貴重な展示を見ることもできて、これも良い選択でした。
▶ 昼食難民になりかけた話
弁当やおにぎりで良いと言っていた父。
しかし、万博パビリオンを見ているうちに万博スイッチが入ったのか、
海外レストランに行きたいと言い出す。
選んだのは比較的空いてるポーランドレストランへ。
単品はなくセットメニュー、4,900円。
4人で3人前を頼もうとしたら「1人1オーダー制」。
父は食べきれないので断念。
次にハンガリーレストランへ。先頭に並んだのに案内ミスで「2時間待ち」と言われ、断念。
そして父の万博スイッチもオフになった。
結果、西ゲート近くの和食屋へ移動。
ここは並ばず快適に食事できました。
▶ 午後:空き予約で「未来の都市」へ
午後になり、奇跡的に「未来の都市」予約が当選!
ここは見るポイントが多く、2時間は余裕で楽しめるパビリオン。
高齢者もゆっくりと未来技術を体験できます。
▶ 終盤:帰路は“西ゲート”の真価が発揮される!
19時過ぎ、東ゲートは大回りで1km歩かされる大混雑。
対して西ゲートは300mほどでバス乗り場に直行&座って帰れる!
高齢の父にとってこの差は本当に大きかったです。
▶ この日まわったパビリオン
- オランダ館
- 中国館
- ハンガリー館
- pasona
- コモンズD館
- 未来の都市館
+ コーヒー休憩2回、トイレ10回
▶ おすすめパビリオン【高齢者・子連れ向き】
これまでの経験から、特におすすめできるパビリオンはこちら:
パビリオン名 | おすすめ理由 |
---|---|
ベルギー館 | 展示が美しく内容もわかりやすい |
オランダ館 | 手にアイテムを持って進む充足感 |
関西パビリオン | 広くて長時間滞在OK、和歌山パビリオンに椅子あり |
未来の都市 | テクノロジー系で見るもの多し、 |
WASSE館 | 空いていてイベントも豊富 |
▶ 万博で学んだこと
万博は「未来を感じる場所」でもありますが、
それと同時に、私たちの**“今”や“日常”の大切さ**にも気づかされました。
「パビリオンの映像で見るよりも、本当の自然を見に行こう」
「テクノロジーよりも、目の前の家族の鼓動を感じよう」
そんなメッセージを万博のパビリオンが静かに語りかけてくるようにも思えたのです。
▶ 最後に
「万博なんて行かない方がいい」と言う人もいます。
でも私は「行くなら、無理なく行こう」と伝えたい。
高齢者や子連れでの来場は工夫次第で感動にも、思い出にもなります。
これから行く方の一助になれば幸いです。
それでは、また次の万博レポートでお会いしましょう!