こんにちは、万博太郎です。
今回は、2025年大阪・関西万博で出会った、**「住宅メーカー 飯田グループ」と「大阪公立大学」**による共同パビリオンの体験記をお届けします。
派手なアトラクションやショーが人気の万博の中で、
このパビリオンは、ある意味“地味”。でも、最も「万博らしい」展示だと感じました。
- 一見地味だが「本来の万博らしさ」が感じられる展示だった
- 飯田グループ(住宅メーカー)と大阪公立大学(人工光合成などの研究)のコラボ
【外観】西陣織で包まれた建物に驚き!
まず目に飛び込んでくるのが、建物全体を覆う美しい織物の外観。

これ、なんと「西陣織」で包まれているんです。
スタッフの方によると、実際に手で触ってOKとのこと。
手触りはしっかりとした織物の質感があり、伝統と未来が共存する空間の始まりを感じさせます。

映像から始まる“未来社会”のストーリー
中に入ると、最初に鑑賞するのは映像による未来社会の紹介。
きらびやかな映像美と、わかりやすいナレーションで「脱炭素」「循環型社会」「次世代の都市と暮らし」が語られます。
一瞬、「お堅い展示かな?」と思ったのですが、演出が美しく、自然に引き込まれました。

- 館内に入りすぐ、映像で未来都市のビジョンが語られる
- 目指すのは「循環エネルギー・脱炭素社会」
- 映像は演出も美しく、自然と引き込まれる構成
圧巻!24メートルの未来都市ジオラマ
続いて登場するのは、24メートルにも及ぶ巨大な都市模型。
未来の街を見渡すようなスケール感で、「住宅」「インフラ」「自然」「テクノロジー」が一体となった姿が表現されています。

ここでは、技術展示だけでなく、**「未来の暮らし方」「都市の営み」**という視点からもじっくり考えさせられます。

家族の団らんはもう“古い”?
とても興味深かったのは、住まいのあり方の変化についての展示です。

「昔は家族が同じ部屋でテレビを囲んでいた」
→ いまや、それぞれがスマホやタブレットで“別々の時間”を過ごす時代。
未来の住宅では、個室化・パーソナライズがさらに進むことが予想されており、
「一緒にいるけど、別のことをしている」新しい団らんの形がテーマになっていました。
【未来の家】家族も個人化?ー「自分軸」未来の住まいのあり方
- 展示を通じて、「人との距離」や「つながりの質」も考えさせられる
ウェルネス・スマートハウスで見た“未来の健康管理”
展示のハイライトのひとつが、ウェルネス・スマートハウスのモデルルーム。
家に帰ると——
- 全身スキャンで「体温・血圧・口内の様子」などを瞬時にチェック
- 必要な栄養や食事を提案
- 運動・睡眠のバランスまで“おうち”が管理してくれる!

体が発するわずかなサインも見逃さず、生活改善へとつなげる。
いわば、“かかりつけの医師”が家そのものになった感覚です。
- モデルルームでの体験展示
- 帰宅後2分で健康スキャン → 必要な食事・睡眠・運動を提案
- 予防医療とAIの融合、未来の“かかりつけの家”がここに

【まとめ】派手さはない、でも“もう一度見たくなる”本質的なパビリオン
このパビリオンは、決して派手なショーや音楽があるわけではありません。
でも、「未来の都市って、こうなるかもしれない」「家って、ここまで変わるのか」と
じっくり考えながら楽しめる展示でした。
- 子供受けはしないかもしれない
- でも、暮らし・命・都市の未来をまじめに考えたパビリオン
- 「万博とはこういう場であるべき」だと、静かに語りかけてくる展示だった

パビリオン外観と同じデザインの扇子が販売されてました。
一本50万円。
欲しいけど、、、予算が
万博太郎の★評価(5段階)
評価項目 | 星の数(5点満点) |
---|---|
展示の面白さ | ⭐⭐⭐⭐☆ |
子ども向き | ⭐⭐☆☆☆(小学生以上推奨) |
混雑度 | ⭐⭐☆☆☆(比較的空いている) |
もう一度行きたい? | ⭐⭐⭐⭐☆ |
考えさせられる度 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
飯田グループ×大阪公立大学共同出展館
- パビリオンの基本情報
└ 企業名・場所・展示内容の概要(パンフor公式から) - 行ってみた第一印象
└ 初めは堅く感じた。しかし、内容は随一。 - 中の展示の見どころ・流れ
└ 未来生活の提案 - 万博太郎のひとこと感想
└ 初再訪してじっくり見たい。