2025年大阪・関西万博

03.活動的オタク(Active OTAKU)

静けさの奥で、世界観は歩きながら組み上がる。

あなたの熱は外には見せない。
けれど、一歩ごとにデータが集まり、仮説が立ち、
小さな検証が世界の断片をつないでいく。
“語る”より“積む”。その積層が、未来の現実を作る。
セカンドカルチャーの鬼。


セカンドライフのすすめ(リタイア後)

  • フィールドノート主義:週1回の“現地検証散歩”。
    街路・店・図書館・公園などに独自の評価軸(快適性/動線/情報密度)を当て、ミニレポを継続公開。
  • ローカル設計の裏方:商店会・NPOの「予約/在庫/問い合わせ」運用を簡素なツール連携で改善(フォーム→スプレッドシート→通知ボット)。
  • 趣味×研究の定着:好きな領域(模型/カメラ/鉄道/ゲーム/鉱物…)の作業ログ+ノウハウをオープン化。誰かの入口を増やす“参照点”になる。

若い人への進路ヒント

  • 行動する知性が武器。学び方は「興味→分解→小実装→比較→公開」。
  • 適性分野:情報設計/QA/ドキュメンテーション/プロダクト検証/UIレビュー/教育工学の実験
  • ポートフォリオは“完成品”より失敗と改善のトレースを重視。測定指標(Before/After)を必ず添える。

万博ヒントになるかもしれないパビリオン

  • 日本館:理想論に逃げず、現実の循環を設計視点で捉える訓練に最適。テーマ理解の深掘りができる。
  • 「GUNDAM NEXT FUTURE Pavilion」:巨大IPの“体験設計・没入演出・触覚/映像同期”を観察対象に。オタク的探究を実務のUX設計へ橋渡しできる。

YouTuber適性 & おすすめジャンル

  • ジャンル:ディープダイブ解説/“比較検証”コンテンツ/現地レビュー(動線・待機時間・体験密度を数値化)/作業用ライブ(黙々作る系)。
  • 撮り方:顔出し最小・手元+画面キャプ中心。章立て・図解・計測結果を固定フォーマット化。
  • 企画例:「5つの検証でわかる○○」「待ち時間の体感を定量化してみた」「初心者がつまずく3ポイントを直す」。

現代的な仕事アイデア

  • ドキュメンテーション・エンジニア:“わかる”仕様書・手順書をつくり、現場の学習コストを下げる。
  • 軽量自動化ビルダー:ノーコード×表計算×ミニスクリプトで、現場の“面倒”を10個消す人。
  • UXオブザーバー:施設やアプリの体験を定量+定性で診断し、改善提案に落とす。
  • ナレッジ運用コーチ:コミュニティや小規模企業の“作業の標準化”を並走支援。

人に流されない余暇のすすめ

一人ミュージアム:展示は“導線・混雑・情報量”を観る。帰宅後に3枚の図(全体図/詳細/改善案)で必ず残す。

**“検証だけの日曜”**を月一で。新しいギアや手法を一つだけ試し、数値と感想を1ページで記録。

キットバッシュ/改造日記:既製品を少し変える。“完全自作”より継続しやすく、改善思考が鍛えられる。

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