タンポポ生活

タンポポ生活の相棒 クリちゃんを作ってみた

今年2023年12月で、55歳を迎えるハゲオヤジが、
未来の75歳、もしくは80歳の俺に向けて、、、

あなたから見て、四半世紀過去の私は、
どんなでしょうか?

2023年8月「タンポポ生活をする!」などと、
宣って(のたまって)、
どんな活動をするかなど計画して、
そこから更に1ヶ月半近くが過ぎたところであります。

10月16日に思い出の詰まった現在の車を処分し、
軽自動車に乗り換えることにしましたが、
予定が大きく変わりそうになってきました。

10月16日、思い出の車をディーラーに持ち込むのと同時に、
あわよくば入れ替わりで新車が来たら、
そのまま北海道に行こう!と考えておりました。
しかし、そのようなグッドタイミングにはならず、
どうやら納車が11月になるとの連絡。

えっ!11月!?
それも中旬を過ぎるかも知れないというのだ。

11月に入ってから北海道かぁ、、、
本格的に寒くなる前に行きたかったけど、
仕方がない。

まぁ、
旅とはこんなものだろう、、、
予定通りに行かないことが出発前に分かっただけのこと。
そう、それだけなのです。

相棒

予定は変わりそうです。
もしかしたら北海道ではなく、
別の場所になるかも知れません。

そこで、改めて色々考えることにしました。

一人で行くのはいいけれど、
話し相手が欲しい。
また、出向いた先で写真を撮る際に、
私ではなく、別の何かがあると良い。
そう、結婚する前の旅行は彼女(現妻)を撮ること、
家族を持ってからは子供達を撮ることがこの上ない喜びだった。
それに代わるもの、、、

そんな訳でショップキャラクターであるクリちゃんを
立体化してみようということになりました。
つまりクリちゃんのぬいぐるみを作ることにようと思います。

そのキャラと一緒に旅するなんて素敵とは思いませんか?
もう、家族はみんなそれぞれの生活が出来、
一緒に10日や1ヶ月の旅などできないのだから。

もちろん、
飼い犬のハチャポイを連れて行こうかとも考えましたよ。
先日3歳になったトイプードル、
そうあの外に行くと怯えてばかりなのに、
家族には超強気のあのハチャポイです。
あなたにはもう、随分前の思い出の犬っころでしょう。

しかし、ハチャポイを連れて行くというのは、
どう考えても現実的ではないのです。
何故なら、このハチャポイ、とにかく散歩が嫌いなのです。
先述の通り、外の世界がとても怖く、
人はもちろん、自転車やバイクが怖くて大嫌いなのです。

犬が近づこうものなら、
飼い主の股の間に挟まり、
平伏してしまう。
It is!
それがハチャポイだ。

家族はダメ、
ペットもダメ、
それならぬいぐるみが良い!
とこうなったは自然の流れだと思います。

ぬいぐるみを作るとはどんな感じなのだろう?
まず、梅田の三番街キディランドに行ってみました。
行ってみると、
もしや今は空前のぬいぐるみブーム?
そんな風に思えるくらい、
多くの種類のキャラクターブースがあって、
それぞれが独自の世界観を持ち、
可愛いのからキモ可愛いの、
そして、、、
???と思うようなぬいぐるみが所狭しと陳列していました。

そして、驚いたことに、日本人だけでなく、
アジア人、欧米人も沢山見かけられたのです。
凄いヒゲモジャの2メートル近いオジサンまでが、
えびす顔で可愛いキャラぬいぐるみを選別しているのです。

わざわざ日本に来て、
他に行くとこあるでしょうに!

でも、
恐らくこんな様々なキャラクターのぬいぐるみが売ってるお店、
日本以外にあるとは思えないので、
わざわざここに来てるんだろうな。

この事態は
みんな生きている人間と付き合うのに疲れて、
ぬいぐるみとの生活を求めているのかも知れません?

スマホで過剰になった人との関わり合いを、
実は心は疲弊して拒絶していて、
気を使わない拠り所を探している、、、
そんな気さえするのです。

事実、私も家族との絆を保とうとすることは、
家族それぞれの重荷にはならないか、、、?
ハチャポイでさえ、
俺に付き合わされるのは嫌だろうな、、、
そう考えたからなのです。

私は近い将来、これらぬいぐるみに
チャットGPTが埋め込まれ、会話形式で自分だけのキャラを育て、
生活をする人々が増えていく世界が見えるような気がします。

まだ、チャットGPTは埋め込まれていませんが、
そんな時代は必ず来そうです。
どうですか?
75歳、もしくは80歳の私、、、
2050年では、当たり前になってますか?

今の私は既製品には今の所興味がないので、
よし! 自分だけの相棒を作ろう!
そう、クリちゃんのぬいぐるみ。

ぬいぐるみ時代到来。

キディランドでいろんな可愛いぬいぐるみを見ました。
どれも完成度が高く愛らしい。
何も作らなくても買えばいいのでは?
と頭を過ぎるくらい今のぬいぐるみは可愛い。
しかし、クリちゃんはオリジナルキャラクターなので、
どこにもいないのである。

今のところ、二次元世界のクリちゃん

クリちゃんを三次元化するには自作しかないので、
キディランドで見た完成品の裁縫具合を頭にインプットして、
材料を探すことにしました。

すると、キディランドのすぐ隣に「ユザワヤ」があるではありませんか!
これは偶然!
すぐに突撃です。

昔はディスプレイ制作の為によく来たユザワヤだしたよね。
もう10年近く来ていないので、
54歳のオッサンには敷居の高さを感じました。
今の私でも感じているわけですから、
75歳か80歳のあなたは恐らく入り口で止められます。
冗談です、すいません。

これは貴和製作所やパーツクラブといったお店も同じです。
スタッフを始め、何しに来た?
という視線を感じるのだ。
もしかしたら気のせいかも知れないが、、、

ユザワヤは色んな材料が雑多にならべらrていて、
三番街には少し場違いなように見える。
ワゴンでゴチャゴチャと置かれた特売品の商品もあり、
よく来店する客にはいいのかも知れないが、
とにかく商品が探し辛く感じた。

でもいろいろ丁寧に見て回るので、
これも店の作戦かも知れない。

その作戦にまんまとかかり、
店の隅々を見て周り、
目的のぬいぐるみ生地に辿り着くのに、
30分近く有した。
店員に聞けばいいのに、
聞けなかったのは、
例えるなら一昔前に、
女性一人で牛丼屋や王将に入れなかった気持ちとさして変わらないだろう。

さて、ぬいぐるみの材料は、
一つのコーナーを築いていた。
しかも本なども置いてあり、
「推しぬい」などと言う言葉まであるというのだ!
「推しぬい!」
どうやら自分の推しのキャラクターのぬいぐるみを自作で作り、
パートナーとする世界観があって、
しかも、その「押しぬい」と共に色んな所に行って、
インスタで上げるという一つの発信方法が確立されているという、、、

何て事だ!

私がタンポポ生活の友達を作って、
一緒に色んなところで写真を撮ろうと思っていた
もう世捨て人でなければ思いつかないような、
ぱっと見、オカシナ人がやるような気味悪がられるかも知れない事が、
こんなにメジャーになっていたとは!

衝撃的だった。

時代の流れ

どの世代がこの「推しぬい」の世界のターゲットかは分からない。
だけど、人間よりもペット、
ペットよりもLOVOTやアイボ、
置物やぬいぐるみが話し相手で、
立派に心の安定を図っている人がいる。

知らないうちに、
気まぐれで、時々意地悪な人間に合わせるくらいなら、
自分でぬいぐるみを作ろうと至ったのは、
時代の流れに沿って辿り着いた到着点だったのかも知れない。

ここで、天邪鬼の心が出現して、
ちょっと興醒め、
寂しいオッサンここにあり、
こんなにメジャーなら、
また別の方法も探そうか?

そんな気分が頭にちらつく、、、

だけど、
クリちゃんを二次元から三次元にする挑戦は、
今しないと、
このままずっとしないかも知れない。

思い切って!
とは行かず、
この日は一度家に帰った。

そして三日後、
改めて三番街のユザワヤで布を買って帰った。

インドへお供

三日の間、
インドへの仕入れのパートナーとして、
クリちゃんを連れて行きたいと結論付いたのが決定打となった。

最近、
海外や国内、
どこに行っても自分の記念撮影に興味が失せてしまった。

恐らく、自分はこんな所に行ったという写真を人に見せる事がなくなった事、
見せる事がくだらないく思えてきた事、
写っている自分が嫌になった事、
そんなような理由が重なった結果である。

でも、
最近、あれだけ好きだった撮影が少なくなっているのも残念な事実。
あとで思い出して、
あそこの写真ってあったっけ?
と思った時、ことごとく無かったりするので、
写真を再び撮影する喜びを復活させたい!
という思いもあった。

そこで別にいいかぁ、、、
の消極的な気持ちを押し退けて、
クリちゃんを作る決心をした。

完成

作るまではウジウジと時間がかかるが、
作り始めると早いのである。

目は刺繍糸で縫いましたが、
今度は樹脂を使った方が良さそう、、、

後ろのワンコ二匹はお友達をついでに買い始めました。
ハチャポイの代わりに車で移動します!

そして、

こちらは後ろに本物のハチャポイ

まとめ

さて、こんな感じで、
一緒にタンポポ生活するお友達ができました。
そして、先日のインドへの仕入れ旅でも、
クリちゃんだけですが、一緒に行ってきました。
これからどんどん思い出を一緒に作るのであります、、、