ようこそ!
ミッドライフクライス、ミドルエイジクライシス、思秋期、空の巣症候群、
その他、これらによるアルコールをはじめとした依存症の方々、
不倫願望、もしくは不倫中、
退職、離婚、蒸発をお考えの皆さん、

男性で42歳、女性で37歳前後が始まりとされる中年期の心の変化を指し、
うつ病や不安障害の事を総称して「中年の危機」と言うそうです。

結婚して、子育てが一段落し、
人生で最も働き盛りであるにも関わらず、
これまで家庭の為に頑張ってきた事に虚しさを覚える事が代表例で、
この時期に子供が離れていく、
冷え切った夫婦生活、
出世の将来が見えてくる、
仕事環境の不適応など、
様々な事象の要因も手伝って迎えるのがこの「中年の危機」に当たります。

だからまず、自分は情けないと考えずに、
誰もが迎える反抗期のようなものだと捉えて、
明るく対処しましょう!

そう!
この危機はどんな人でも何かしら不安定な状態になることから、
世界でも研究されているようなので、
決して人ごとではないのです。

目次

  1. 第1反抗期「イヤイヤ期」
  2. 第2反抗期「思春期」
  3. 第3反抗期 「思秋期」
  4. 思秋期の対策、、、
  5. マインドは無くならない
  6. この世にいない人とのやり取りを楽しむ

第1反抗期「イヤイヤ期」

通常人は第1反抗期は、記憶にないかもしれません。
それがやってくるのは大抵、2歳とか3歳の幼児期で、
イヤイヤ期と呼ばれるものです。

この時期の子供たちは、自我が芽生え始めるのに伴い、
自分というものをしっかりと持ち始めます。
その結果、親や大人の言うことに反発するような行動が見られるようになります。
これは当事者は分かりませんが、
子供を持つ、
もしくは兄弟に子供が産まれることで、
姪や甥としてイヤイヤ期を
大人からの視点に立って見ることになります。

特徴として以下のような点が挙げられます:

  1. 自分の意志をはっきりと示す:「これが欲しい」「これをやりたい」というように、自分の意志をはっきりと示すようになります。
  2. 「イヤ」という言葉を多用:何に対しても「イヤ」と言って拒否することが増える。
  3. 親への依存と自立のジレンマ:一方で自分の意志を持ち、一方で親に依存する気持ちが強いため、そのジレンマから泣いたり、怒ったりすることが多くなる。
  4. 好奇心旺盛:物事に対する好奇心が旺盛になり、様々なことを試みたがる。
    親がやることをそのまま出来ると思い込み、実際にやろうとする。
    止めると怒る。

初めての親には大変と映るかもしれませんが、
側から見ていると可愛いものです。
大した実害もありません。
強いて言うなら、怪我をさせないように注意することです。

第2反抗期「思春期」

「第2の反抗期」として知られる「思春期」は、
多くの人々にとってハードな変換点の時期となります。
女性の場合は早く、小学生高学年で迎える事もあります。
男性の場合、大抵は中学生に入ってからで、
「中二病」などと呼ばれる時期もこれに当たります。
この時期は、子どもが大人へと成長する過程で、
身体的、精神的、社会的な変化が著しく起こります。

これまで子供として許された事も少なくなります。
学業に関しても単発で「テストで80点を取った!」という事で褒められた事より、
実質の進学、より上の学校に受かるといった、
事実上の結果を求められるようになります。

しかしながら、では親はどうなんだ?
先生は?
有名人は?
政治家は?
そんな大人の不甲斐なさも目につくようになり、
親、学校、社会に対して不満が出るようになります。
しかしながら経済的に世話になっており、
その葛藤もあって複雑な時期です。

思春期の特徴や挑戦について以下にまとめてみます:

  1. 身体的な変化:思春期には第二次成長が始まり、
    ホルモンの変動が起こります。
    これに伴い、声変わり、体毛の増加、月経の開始などの
    身体的変化が見られるようになります。
  2. 感情の変動:ホルモンの変動や自己認識の模索により、
    感情が不安定になることがよくあります。
    突然の怒りや悲しみ、感情の起伏が激しいことが特徴的です。
    「音楽」「文学」「映画」「アニメ」などで自分の居場所を探し、
    気持ちを落ち着けようとします。
    好きな作品の登場人物、作者は神的存在となり、
    否定されると本気で怒りが湧いてきます。
  3. 自我との闘い:自分のアイデンティティや居場所を模索する過程で、
    家族や社会との関係に悩むことが増えます。
    これは、自分探しや自己認識の一環として、
    潜在意識(理想)と顕在意識(リアル)の自分の中の葛藤が出ている状態です。
  4. 価値観の形成:これまでの親や大人が押し付けてくる価値観から
    自分なりの価値観を形成し始めるため、衝突が起こることがあります。
  5. 社会との関わり:友人関係や学校生活、恋愛など、
    人間関係が重要化し、
    バイトをするなど社会との利害関係の確立が始まります。
    そんな中で、自分の位置付けや価値観を見つけようとします。

    多くのこの時期の少年少女が自己と家庭で葛藤しているため、
    学校内で敵対する相手を認めるような余裕はありません。
    その為、友人同士でぶつかると激しいものになる可能性があります。
    また、イジメなども陰湿極まりないモノになりがちです。
    他人、リアル社会との距離感の難しさが如実になります。

このような変換点を乗り越えるためには、
親や大人としての理解やサポートが不可欠です。
しかしながら、親もこの後の第3の反抗期を控えているか、
もしくは真っ只中のため、
思春期を迎えた当事者を理解する余裕がなく、
孤独な戦いになるのが現状です。

第3反抗期 「思秋期」

第3番目に訪れる反抗期は、
成人してから訪れるので、
表面化すると大人気ない、
人間が出来ていないと言うような目で見られるのはもちろん、
何か問題を起こした際でも、
「誰もが耐えているんだ!」
「何甘えてるんだ!」
というような攻撃の的になることはあっても、
擁護されることはまずありません。

更に言うと社会に馴染めず、
大きな犯罪を犯す40代50代が日本でも目立ってきているように思います。

これらを考えると、間違いなく反抗期なのです。
また行動に起こしてしまう人もいれば、
反社会的な行動を取る前の予備軍もいるはずです。

なので、
この中年の反抗期が最近研究の対象になっていると言うもの頷けます。

これらを当事者だけの心の問題とせず、
こういう危機は誰にも訪れる可能性があると考えた方が自然だし、
他人事ではない危機感を持つことで、
心のセルフケアになると思うのです。

この第3の反抗期は、
第2反抗期の「思春期」に対して「思秋期」とも呼ばれ、
人生の中間点に差し掛かる頃の精神的・身体的な変化に伴い、
家庭的、社会的、その他多くの環境にのまれ、
そこから生ずる複雑な感情や問題に直面することが多い時期になります。

以下に、思秋期における特徴や注意点を挙げてみます。

  1. 身体の変化に直面:年齢とともに身体的な衰えを実感することが増え、それに伴う不安やストレスが高まることがある。
  2. 役割との向き合い方:子供の成長による子離れは「空の巣症候群」(これまで活気あった家庭内がガラんとした雰囲気を作り、寂しさ虚しさを引き起こす心の問題)、
    また自分の親の高齢化で、仕事で忙しいのに介護に追われるなど、
    親と子の間に挟まれ、自分の役割や存在価値について考え直すことが多くなる。
  3. キャリアとの向き合い方:仕事においても中堅からベテランへと移行。
    自分の出世の限界なども見えてくる上に、リタイヤも現実味を帯びてくる。
    セカンドキャリアについての再評価や方向性を考えることが増える。
  4. 未来への不安:定年退職後の金銭問題、働くならばセカンドキャリア、
    老後の生活など、将来に対する不安が増える。

このように形は違えど、
第2反抗期の思春期の進路問題を真剣に考えなければならない点や、
家庭で親と子供に挟まれるストレス、
これまで貢献してきた会社を定年ということで退職しなければならない不満が募るなど、
多くの問題を一度に抱えることになります。
その重圧は人によっては思春期よりも過酷で、
まさに「中年の危機」を迎えることになるようです。

思秋期の対策、、、

  1. コミュニケーションの大切さ:家族や友人、同僚とのコミュニケーションを大切にし、感じていることや考えていることを共有することが重要です。
  2. 心のケア:ストレスや不安、抑うつなどの精神的な問題に気をつけ、必要であれば専門家の助けを求めることも大切です。
  3. 新しい挑戦の機会:新しい趣味や学びの場を持つことで、精神的な充実感や新しい人間関係を築くことができる。

思秋期は人生の再評価や価値観の再構築の時期ともいえます。
過去の経験を振り返りながら、
これからの人生をどう生きていくかを真剣に考える大切な時期です。
安心して過ごすためには、
身体的・精神的なケアを心がける事が重要です。

自分にとって、
何が大切か、
誰かに承認してもらうためでなく、
自分自身で築いていく事を始めていかないと思います。

私の場合は、
時間と空間、人間関係に縛られない生活基盤を構築し、
気ままな「タンポポ生活」を始めることを目標にしています。