自分育て

「小寒」「初候 芹乃栄 (せりすなわちさかう)」#17

2023年1月6日0時5分、
冬5番目の節気「小寒」
初候の「芹乃栄 (せりすなわちさかう)」になりました。

24個の節気の中の2番目「小寒」
72個の候の中の4番目「芹乃栄」

小寒 (しょうかん)

いよいよ寒の入りと言われる時期の到来です。
一番寒いとされる1ヶ月になります。

お互い身体を気遣い合って、
「寒中見舞い」などの便りを届けたりします。

さて、一番寒い季節、
体力的にも堪えます。

お年寄りにもきつい時期ですし、
インフルエンザなどの病気も猛威を振るいます。

前回の節気「冬至の到来」を本来の春の訪れであり、
「お正月」というお話をしましたが、
やはり、少しズレて一番の寒さがやってきたりします。
本当に面白いものだとつくづく思います。

芹乃栄 (せりすなわちさかう)

寒さで色んなものが不足しがちになります。
その代表例が食料です。
ただでさえ身体に堪える時期にも関わらず、
ビタミンが取りにくいのです。
今ではスーパーに行けば、
夏野菜がいつでも並んでいます。

トマトやキュウリ、レタスなど、、、

しかし、ほんの少し前まではそんな野菜はなかったのです。
先日、海外の食糧についての映画を見ました。

そこで語られていたのは、
季節外れの野菜は、
みんなが持っている概念をした姿のクローンベジタブルが並んでいるに過ぎない。
と衝撃的な内容でした。

野菜に限らず、
人工的な飼料で太らされて出荷されるブロイラーなどの肉類、
それらは本来の栄養とはかけ離れたジャンクフードであり、
ファストフードはファットフードで健康を害するのは当然だと言うのです。

なるほど、
それでは何を食べればいいのだろうか?

それを思い出させてくれるのが、
芹乃栄 (せりすなわちさかう)かも知れません。

芹と言うのは、
この時期、雪の下で競り合うように伸び出してくるといいます。
まるで、この時期の私たちのビタミン不足を助けるためにやって来るかのようです。

その代表例が芹であり、
その他ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロなどと併せて
春の七草と呼ばれて、
この時期のビタミン、栄養不足を補う健康植物とされます。

大量に食べなくてもいいので、
水辺でこれらの植物を自分で探して
お粥などを作って食べるのもいいかも知れませんね。

必要なものはすでにある

本来のお正月を迎え、
そうして徐々に春がやってくるとは言え、
まだまだこれから寒くなり、
辛い時期です。

どうしても心も落ち込み、
ネガティブな感情になりやすいです。

なので、
希望を何か別のところに追い求めてしまうかも知れません。
しかし、こんな時期でも、
私たちの健康を労ってくれる植物は伸び始めているのです。

そうして本当に必要なものは、
「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」のように
意外にひっそりと地味に見えるものなのかも知れません。
しかも、青々とした葉っぱよりも
根の方が美味しくて通は好んで食べるようです。

何にも考えないと、
「カニ、フグ、ブリ」となってしまいそうですが、
こんな円安の時期にわざわざ少ないお金で、
本当はもう少し立派なのが食べたいのに、、、
などと侘しい思いをする必要もないのです。

さぁ、身近にある美味しいものを食べて、
寒の入りという厳しい時期を乗り切りましょう。

次回は1月11日
「小寒」の
次候「水泉動 (すいせんうごく)」です。