自分育て

「玄鳥去 (げんちょうさる)」#67

2023年9月18日 、
秋3番目の節気「白露」の
末候「玄鳥去 (げんちょうさる)」になりました。

24個の節気の中の18番目「白露」
72個の候の中の54番目「玄鳥去 (げんちょうさる)」

※こちらの何番目という順序は古来の正月「冬至」を起点に考えております。
ご了承くださいませ。

「玄鳥去 (げんちょうさる)」#67

とうとう、燕が南へ帰る時期となりました。
4月の初め、晴明の初候「玄鳥至」でやってきた燕、
約5ヶ月と2週間、
日本の軒先や河原で姿を見せた燕たち。

次の節気は秋の折り返しの秋分で、
その日照時間が短くなったのを合図に燕は帰っていくのです。
こちらで一羽か二羽、無事育ってくれた子供達と共に、、、
何だか寂しい気持ちです。

燕はスズメ目という事で、
スズメの友達なんですね。
だから渡り鳥の中でも、一際小さいサイズです。
なのに、数1000キロもの距離を渡ってくるというのは感心します。

また、日本では害虫を食べる事から、
古くから益鳥として大切にされてきたと言います。

そして外敵に襲われない為に、
人気の多い場所に敢えて巣を作ります。
燕以外の野鳥の子供をほとんど見ることがないのに比べ、
燕のヒナが親から餌を貰う姿を
日本人なら誰でも見たことがあるのもその為です。

なので、特に商売をしている人は
燕が巣作りすると、燕に安全で人が多い場所と認定された事として、
商売繁盛のマスコット的存在として、
巣を大事に見守ってきました。

それ以外にも、
夫婦が元気であれば翌年も同じツガイになること、
小さいながら一日300キロ以上を飛ぶこと、
様々な要因から縁起の良い鳥とされています。

帰っていくのは確かに寂しい事ですが、
それよりも、また来年も来てね!
と送り出す想いを込めて、
今から河原に燕を見に行こうと思います。

まだまだ早いと言われそうですが、
燕を送り出しながら、
私たちもそろそろ冬支度、
もしくは年の後半を迎える事を意識したいですね。

勤勉で縁起の良い燕さん、
お元気で、、、

次回は2023年9月23日 15時50分、
秋4番目の節気「秋分」に入ります。
初候、「雷乃収声 (かみなりすなわちこえをおさむ)」です。