自分育て

#14 第三部 心と身体のバランス

心の断食:精神的デトックス

心の断食の必要性

人の温かみ、人との絆にいつも充足していると、
毎日の食生活が物足りなくなる。
もしくは感謝が薄れるように思います。
つまり心も飽和するのです。

空腹は最高のスパイスという諺があるように、
時々、「断食」のような心も空にすることが大事だと思うのです。

断食はあらゆる宗教に儀式として存在します。
これは身体に固形物を取り込まないことで、
リセットされ、本来の治癒力向上や毒素を出す効果があることを、
古来の人々も知っていたのでしょう。
それと同時に、
食べることの喜びを思い出すという効果もあったに違いない。

前述の感謝が薄れ飽和する心にありがたみが戻る効果を心の復活だとすると、
人との関係を絶って冷静に考える時間を持ったとしよう。
それによって、
整理するべき人間関係に気付く事ができたとしたら、
それは毒素を出す「心のデトックス」と言えるのではないか。
人間関係は、知らず知らずのうちに断れない関係というのが多くなってくる。
そして、知らず知らずに疲弊していく経験は誰にでもあると思う。
だから、時々この精神的デトックスが必要だ。

心の断食の方法はその他にも様々あります。
一人旅に出る、
読書をする、
ランニングや山登りもいいでしょう。
一人の時間を持つというのが大事だと思うのです。
後に述べますが瞑想なども王道と言えます。
これら「心の断食」を定期的に行うことで心はリセットされます。

私は1ヶ月や2ヶ月、言葉の通じない海外で過ごすことで、
帰宅後、家族に対してとても優しくなれることに気付きました。
これも「心の断食」の一つだったのでしょう。

日々のメディテーション

禅、ヨガ、ドリームタイムは各文明によく似た儀式が存在します。
恐らく大きな脳を持ったことで、とても重要な習慣として根付いていったと思います。
これらは言葉は違えど、全て心と本能との引き剥がしの術。
ニュートラルにするためのスキル。

Up Setすると心と本能が近くなり、ついには同化する。
極限まで行くと動物化、人を害するウイルス化します。
要するに敵対するか、
同化させるか、
極端な答えしか出せないようになります。
しかし、人間をはじめとして、
多くの動物が雌雄で子孫を繁栄させてきたことから、
どちらか極端に選んでいく繁栄方法は進化の過程で淘汰されてしまうのでしょう。

私たちの短い人生の中でも、
ゼロサムの選択より、
長い目で協力し合ってより良い道を模索する方が賢明だと思うのです。

考えが偏らない、
もしくは心が疲弊しないように自分の心を俯瞰する方法が
メディテーションの目的だと思うのです。

メディテーションの簡単な例。

  1. 新しい事をする。
  2. 自然に触れ合う。
  3. 前述の「心の断食」。

メディテーションはスキルなので、
いきなり楽器が弾けないのと同じで、
すぐに出来ないでしょう。
効果を感じることが分かりにくいからです。

しかも段階のようなものがあって、
経験と共に、技術が上がり、
効率も良くなる。
また、色んな効果が見込める方法も身に付く、と思うのであります。

従って、ヨガや瞑想に眉を細めず、
自分なりのやり方を探す事が肝要だと思います。
そして、良い効果が得られるようになれば、
徐々に自分に合う新たな数種の方法を見つけるようになると思うのです。