自分育て

「寒蝉鳴 (ひぐらしなく)」#60

2023年8月13日 、
秋最初の節気「立秋」の
次候 「寒蝉鳴 (ひぐらしなく)」になりました。

24個の節気の中の16番目「立秋」
72個の候の中の47番目「寒蝉鳴 (ひぐらしなく)」

※こちらの何番目という順序は古来の正月「冬至」を起点に考えております。
ご了承くださいませ。

「寒蝉鳴 (ひぐらしなく)」

日中は大変暑い、お盆の時期ではありますが、
立秋の時効はヒグラシの鳴く声に焦点が当たっています。

実際、ヒグラシはもっと早くに鳴き始めています。
山へ出掛ける人、
ゴルフに行く人は、
7月にはヒグラシの声を耳にしている事でしょう。

しかし、その時期はまだまだ明るくて明るい時間帯なので、
この物悲しげなヒグラシの声に意識が向いていないかもしれません。

まだまだ暑さが厳しいにも関わらず、
日に日に暗くなるのが早くなっていくのが分かるこの時期、
急にヒグラシの鳴き声に哀愁を感じてしまいます。

これこそが秋の気配ですね、、、

感傷

ちょうどこの時期の反対に当たる、
冬から春の訪れを告げる候があります。
「黄鶯睍睆 (こうおうけいかんす)」がそれで、
美しい鶯の声が聞こえ始める頃です。

実際の求愛はもう少し先ですが、
練習し始める鶯のたどたどしい鳴き声が何とも初々しいです。
そして、その声は何処か希望に満ち溢れ、
私たちも暖かい部屋から出て、
どんどん行動を起こそうという気にさせてくれます。

逆に今の「寒蝉鳴 (ひぐらしなく)」の
ヒグラシの声は、
すでに熟練の域に達しており、
もうやり残した事はないか!と必死に私たちに語りかけ、
また自分自身も残り少ない命を謳歌しているのです。

まだまだ暑い、
先は長い、
そんな事はなく、
絶頂と思われる時は、
すでに下っている。
そんな言葉を聞いたことがあります。

そんな季節の流れとシンクロする為に、
朝な夕な、
ヒグラシの声を聞きに行こうと思います。

次回は2023年8月18日
秋最初の節気「立秋」
末候、「蒙霧升降 (ふかききりまとう)」です。