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「大暑(たいしょ)」初候「桐始結花(きりはじめてはなむすぶ)」#56

2023年7月23日10時50分 、
夏最後の節気「大暑」の
初候 「桐始結花(きりはじめてはなむすぶ)」になりました。

24個の節気の中の15番目「大暑」
72個の候の中の43番目 「桐始結花(きりはじめてはなむすぶ)」

※こちらの何番目という順序は古来の正月「冬至」を起点に考えております。
ご了承くださいませ。

大暑

「大暑」とは、文字通り1年のうちで最も暑い時期を示す節気です。
ちょうど子供達の「夏休み」に入る時期で「真夏」というイメージですが、
二十四節気では夏最後の節気になります。

大暑がやってくると、日本全土は炎天下に包まれます。
人々は海や山へと足を運び、避暑地は多くの人出で賑わいます。
また、さまざまな夏祭り、花火大会などが開催されます。
風鈴の涼やかな音色が聞こえ、夏の風情を感じさせます。

「桐始結花 (きりはじめてはなをむすぶ)」

大暑の曙光は
「桐始結花 (きりはじめてはなをむすぶ)」です。
ここでは実際の花ではなく、
花が咲いた後、実を結んでその硬い実が鳥の嘴のように開く様を言うようです。

桐は日本古来から重宝され、
箪笥、下駄、神楽などの面、琵琶、琴などの楽器の材料として用いられてきました。

桐箪笥は高級家具の代名詞で、娘が生まれると桐を植え、
嫁に行く時にはその桐で箪笥を作り、衣類を詰めて嫁入り道具としたと言う。
桐は燃えにくく、昔は金庫の裏側の材料として用いられ、
実際に燃えにくいという実証もされている。
また軽くて水によく浮くことから、
水害の際もいざとなればつかまっていれば水に浮いて実を守ってくれるとされた。

火にも、水にも強い桐は神聖視され、
皇室の紋章にもなっている。
その歴史は古く、嵯峨天皇の頃からすでに衣類などに刺繍されていたと言う。
現在では500円硬貨の表面で見る事ができる。

高尚

さて、桐の花言葉は「高尚」
「高尚」とは俗っぽくなく、
学があって、技芸に優れていて、言行が上品なこと。

大暑のこの時期は暑さの為、
気を抜いたら「あぢぃ、あぢぃ」と顎を出すなど、
ついつい堕落してしまいます。

しかし、この炎天下の暑い時期こそ、
桐の高尚さを思い出して、
火に強い強靭さ、
水にも浮く柔軟さで気を引き締めて過ごしたいですね。

次回は2023年7月28日、
夏最後の節気「大暑」の
次候 「土潤溽暑 (つちうるおうてむしあつし)」です。